不動産

投資用不動産ローン、危うい融資競争

物件の販売価格は最高値を更新し、過熱感から危うさを指摘する声もある。

投資用不動産ローンを積極化しているのがネット銀行だ。楽天銀の投資用マンション向け貸出残高は23年3月末時点で5087億円と1年前に比べ8割増えた。20年3月末と比べると約8倍に膨らんだ。主に「区分マンション」と呼ぶ、1戸単位での賃貸マンション購入者に融資している。(日経新聞より)

しかし、区分マンションほどリスクの高い不動産投資はないと私は考えている。アパートなど複数室ある不動産投資であれば潰しも効くが1戸では不安でしかない。

もっと言うのであれば不動産投資初心者であれば、10戸以上のアパートも魅力ではあるが10戸以上のアパートを一棟だけ持つよりは、8世帯くらいのものを複数棟持つことをおすすめする。

区分マンションの融資は融資する側から見れば、貸し倒れが発生した場合の1件あたりの損失額が小さく、融資しやすいだけである。融資承認が降りたから喜ぶのはまだ早い。不動産投資は出口が大事である。