時流

資産運用立国?

岸田文雄政権は6月に策定した「経済財政運営と改革の基本方針(骨太の方針)」で、資産運用立国を目指すと宣言した。(日経新聞より)

少額投資非課税制度(NISA)の拡充は素晴らしい政策で来年本格的に始まれば国内の金融だけで不安はなくなるのかもしれない。数年前から言われ続けて来た「貯蓄から投資」のスローガンがやっと本当のものになるかもしれない。

ところが楽天証券の調査では、直近の投資信託の買付金額ランキングの首位は「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」で、上位10ファンドのうち日本株に連動するのは2投信しかない。このままでは国内金融の空洞化を促すだけになりかねない。という不安も出てきた。

つまりアメリカ株には投資をするが、日本株に投資する投資家が減っているのだ。