時流

LINE、証券業務から撤退

LINEと野村ホールディングス(HD)が共同運営するネット証券会社のLINE証券は野村証券に移管すると発表した。

LINE証券にはFX(外国為替証拠金)取引のみが残る。株式投資の初心者の取り込みを狙って2019年に参入したが、競争が激しく、事実上の撤退となる。

LINEの親会社であるZホールディングスは2月、同じくZHD子会社のヤフーを含む3社が合併する方針を公表した。ZHDはグループでPayPay証券を抱えており、LINE証券は事業が重複していた。スリム化することにより人員の整理も今後行われてくる可能性もある。アプリを使うことにより若年層の囲い込みを狙っていただろおうが、そもそも投資できる金額も伸び悩んでいたのであろう。戦略の見直しも大事である。