10日投開票の参院選で与党の自民党が大勝した。
金融・資本市場はどのように受け止めるだろうか?
与党の勝利は、日本の政治の安定を印象づける結果で好感できるが、投資家の関心は米景気の先行きなどに向かっていて、日経平均株価の上昇は長続きしないのではないかという見通しである。
選挙結果を受けて円相場は1ドル=137円程度まで下落した。
また、自民は改憲案として自衛隊の明記や緊急事態条項の新設など4項目を掲げる。今回議席を増やしたため、この改憲案も通りやすくなるだろう。
緊急事態条項は「日本人」を守るためのものではなく、「国家」「体制」を守るために憲法をストップし、使い方次第では「日本人を犠牲にする」ものです。
いかにして「ヒトラー独裁」は可能になったのか?実は緊急事態条項が活用された結果なのです。
まず、政府批判を行う政治組織の集会・デモ・出版 活動等が禁止されました。そして暴動がおきれば司法手続きなしに被疑者を逮捕できるようになりました。簡単に書くとこれが緊急事態条項です。
いよいよまずい時代に突入したかもしれない。
今回の安倍元首相の事件はあってはならない事であり、冥福を祈りたい。ただ、亡くなってかわいそうだからといって自民党に一票を投じるのも違う。今回の選挙を通じて、私も含めもっと国民一人ひとりが日本の本当の歴史、政治を学ぶべきだと感じた。