2022年2月に最高値を付けた中古車市場が低下しつつある。最大の輸出国であるロシアへの需給が緩んだためだ。
国際決済網の国際銀行間通信協会(SWIFT)のロシア排除で代金が決済できなくなる恐れからだ。
中古車輸出の山銀通商(東京・品川)は侵攻前に月200〜300台あったロシアからの注文が3月に9割減になったようだ。
日本の2021年の中古車販売は670万台。うち輸出は122万台でロシア向けは国別で最多の16万台だった。
ロシア向けの輸出が減れば、他国への輸出が増える、もし他国への輸出が増えなければ国内新車の価格も影響する可能性もある。