欧州中央銀行(ECB)はロシア大手銀行ズベルバンクの欧州部門が「破綻しつつある」と公表した。
ロシアのウクライナ侵攻に伴う緊張の高まりで預金が大量に流出しており、ECBは近い将来、債務を払えなくなる可能性が高いと分析してる。
ズベルバンク・ヨーロッパはオーストリアに本拠をおき、ECBが直接監督する主要金融機関の一つ。ロシア政府が株式の過半を持つズベルバンクの完全子会社である。2月28日ロンドン証券取引所でズベルバンクの預金証券は一時先週比77%の安値をつけていた。
預金者が一斉に預金を引き下げる可能性はどの金融機関にもある。それは自助努力ではまかないきれない問題もあるだろうが、やはり地域の方と密着している金融機関は強いがその反面、行員の人間力も必要だ。