時流

FX・投信、売買停止相次ぐ

ロシアへの制裁を強化する動きが日本の金融にも影響を及ぼし始めている。

2月28日ロシア通貨ルーブルの決済が難しくなることなどを理由に外国為替証拠金(FX)や投資信託の取引で売買停止が相次いだ。

外為どっとコムが取り扱う30通貨ペアの2021年度の取引額は円換算で314兆円。このうちルーブル取引は数千億円規模とみられる。全体の1%に満たないが、保有するルーブルの価値が下がり続ければ損失が膨らむ顧客もでてくる。

野村證券も取り扱い投信の売買注文の受付停止に追われた。

有事の際の外貨のリスクの一つである。