日本の超富裕層は海外に数兆円規模の財産を隠しているのではないか?国税庁の公表資料を比べると、こんな疑いが浮かんでいる。
CRSの金額と国外財産調書の金額が8兆円合わないらしい。
※CRSは各国の税務当局が持つ金融口座の残高情報を共有する仕組みで、国際的な租税回避を防ぐため、2014年に経済協力開発機構(OECD)で策定が決まり、日本でも18年から運用が始まった。独自の情報交換制度を持つ米国は不参加だが、それ以外の20カ国・地域(G20)など主要国を網羅する。
※国外財産調書は、年末時点で海外に5000万円超の財産を持つ人が提出する。20年末時点で約1万1千件が提出され、総額は約4兆1465億円だった。
ただ、海外に5000万円以下の財産の方、CRSの制度が始まる前からあった方も含まれるである。
いずれにしても、海外に5000万円以上の金融資産がある方は申告を忘れてはいけない。