日野自動車は22日、小型トラックでもエンジンの性能試験で不正があったと発表した。
2019年以降に販売した7万6000台が対象となる。不正が発覚するのは3回目で、今月上旬に不正の原因などについてまとめた報告書を公表したばかりだった。
これまでの中大型に続き小型でも不正が見つかったことで、国内向けトラックのほぼ全量が出荷できなくなる。
小型トラック「日野デュトロ」のエンジンの試験で不正があった。同じエンジンを積むトヨタ自動車の商用車「ダイナ」と「トヨエース」の計1万9000台も対象になる。中大型トラックで発覚した不正を受けて国土交通省が実施した立ち入り検査で発覚した。
排ガスの測定回数が国交省の定める回数よりも少なかった。
日本国の自動車産業は世界一である。その根幹が揺らごうとしている。早急に信頼回復の行動を取らない場合、日本の産業は難しい局面に立たされる可能性がある。