セブン―イレブン・ジャパンは広告事業に参入する。
約1900万人が登録するスマートフォンアプリ内で、購買履歴をもとに顧客一人ひとりに合った商品の広告や割引クーポンを掲示する。
小売企業はテレビなどのマス広告を中心に商品などを宣伝してきた。消費者の嗜好が多様化するなか、個人の購買動向に応じた新たな広告手法が広がってきた。
まずは自社アプリ内で広告を掲載する。
掲載する広告は当面、店内で販売する商品に限定する方針で、実験的にサントリーや日本コカ・コーラの商品を掲載した。23年度をメドに取り組みを本格化し、広告主を広く集めていく。店頭で取り扱わない自動車などの広告の掲載は現状予定していない。