時流

北海道新幹線延伸の事業費、追加で6450億円必要

2030年度末の開業を目指す北海道新幹線の延伸工事(新函館北斗―札幌間)事業費が当初想定の4割増となる約2.3兆円に膨らむ試算を発表した。

追加で約6450億円が必要になる。資材高騰に加え、一部工事の遅れなどが響く。

30年度末開業の目標は現時点で変えていないが、ずれ込めば運営主体のJR北海道の経営に影響する。

経営再建中のJR北海道は、北海道新幹線の札幌延伸開業が通期で寄与する31年度の経営自立を目指し、札幌駅前の大規模再開発などを進めている。

足元では新型コロナウイルス禍で鉄道需要は落ち込み、16年に先行開業した新青森―新函館北斗間の営業赤字は21年度に148億円に上った。

新幹線の料金がいくらになるのかわからないが高額になる予想はつく。

ちなみに名古屋→東京間の”のぞみ”自由席で4180円だ。