時流

ファミマ、AIで発注支援

ファミリーマートは2023年度中に全国約5000店のフランチャイズチェーン(FC)加盟店に発注業務を支援するAI(人工知能)アシスタントを導入する。

AIが店舗ごとの状況を分析し、売れ筋の商品を提案する。商品発注の精度を高めて売り上げ拡大につなげる。コンビニ市場の飽和感も指摘されるなか、テクノロジーを活用して収益を向上させる動きが広がっている。

オーナーの声に反応してタブレット端末内のAIキャラクター「レイチェル」や「アキラ」が、商品別の販売動向や立地などが類似する他の加盟店の売れ筋などをグラフや画像を交えて提示する。

オーナーの経験や興味のある分野を学習して、売り上げ増加につながるデータを自発的に提示する。例えば、競争意識の強いオーナーの場合、同じ地区にあるファミマの売上高ランキングを作成して表示し、順位が上がるように支援する。

単純にデータを見せるのではなく、AIのキャラクターが話すのがミソである。