東京から人が離れているのに、21年に発売された東京23区の新築分譲マンションの平均価格は前年比7.5%増の8293万円まで上昇した。
東京カンテイ(東京・品川)によると、20年の年収に対する新築マンション価格の倍率は東京で13.4倍。賃金が上がらない中、平均年収の7倍前後とされる「適正水準」を超えた市場で変調の兆しが見え始めている。
トータルブレインによると、若年層が購入しやすい販売価格3千万円台の21年の新規物件の供給数は、1都3県で24件と15年の2割程度。横浜市やさいたま市でも探すのが難しくなった。
東京都心の物件を物色する富裕層と、東京を離れていく中間層の二極化が強まると言っている方がいるが私は違うと思う。
富裕層は海外に行き、そうで無い方は東京を離れ、東京は海外の富裕層がマンションを購入する。