不動産

都心オフィス賃料、24カ月連続下落

東京都心のオフィス賃料が2年間連続で下がっている。

オフィスビル仲介大手の三鬼商事(東京・中央)が10日発表した7月の平均募集賃料は、2020年7月の直近高値に比べて12%安い。

新型コロナウイルス禍を受けた拠点の見直しや、リモートワークの定着で、オフィスの縮小移転や集約が続いている。

7月の都心5区(千代田、中央、港、新宿、渋谷)の平均募集賃料は3.3平方メートル当たり2万262円と、6月に比べて11円(0.05%)安い。下落は20年8月以降、24カ月連続。賃料の下落が2年続くのは、リーマン・ショックや東日本大震災の影響があった2008年9月~12年4月の44カ月連続以来だ。

ちなみに札幌都心のテナント料は1坪(3.3㎡)あたり1万5千円〜2万円くらい、地下鉄沿線の路面店で1万円、上階で5千円〜8千円くらいだ。ざっくりだが。