日野自動車がエンジンの排出ガスの不正問題を起こした中型トラックなど一部車種の生産を、少なくともあと1年止めることがわかった。
これまで不正問題で出荷を止めているトラックについて、生産停止期間の見込みを明らかにしていなかったが対象車種は出荷再開に向けて国土交通省の許可を得るための試験などに時間がかかると見込んでいる。
取引先の部品メーカーなどの業績への影響も大きくなりそうだ。
日野の調達部門の幹部らが主要取引先に対し生産停止期間の見通しをこのほど示した。2023年8月まで生産しない見通しだと伝えたのは、中型トラック「レンジャー」と大型トラック「プロフィア」のうち、排ガスの試験で性能を偽装していた車種である。
日野自動車はトヨタグループの一社であり日本の高度成長を支えてきた企業である。一年間の出荷停止は厳しいがなんとか持ちこたえてほしい。なにやら別の思惑もありそうな感じが私にはしてならない。日本国の大産業であるの自動車、ここを守らずどこを国は守るのであるか?