不動産

仮想空間で金融商品

金融サービスを提供する場が仮想空間「メタバース」に広がっていく。

損保ジャパンはANAが始める仮想旅行や仮想ショッピングモール内で現実世界の旅行時の怪我に備える保険を販売する。

米JPモルガン・チェースは土地取引の決済など銀行サービスも視野に入れている。

メタバースとは仮想現実(VR)ゴーグルなどを使い、アバター(分身)で個人が自由に行動できる世界。現在は視覚や聴覚がメインだが将来は触覚、嗅覚も仮想空間内で共有できるらしい。

土地取引では国境を超えた決済や外国為替など金融機能が必要になるとみられている。おそらく米JPモルガンはそれを見越して先手を打っているのであろう。

保険会社の参入は観光や災害の疑似体験を通して保険需要を喚起していくであろう。疑似体験できるのが仮想空間の強みだ。

ますます、システムを開発する人材が必要になっていくであろう。