時流

すかいらーくは中国産調達

外食の看板サイドメニュー、フライドポテトの調達不安が消えない。主産地の米国では新型コロナウイルス禍による物流停滞に加え、港湾労使交渉の長期化も懸念されている。

7月、ファミリーレストラン「ロイヤルホスト」の一部メニューの付け合わせが、フライドポテトからペンネグラタンに変わった。同チェーンは2月から単品のポテト販売は休止している。5月には「ケンタッキーフライドチキン」も、約230店舗でポテトの一時販売休止に追い込まれた。

ポテト不足が注目されたのは2021年末だった。日本マクドナルドが販売をSサイズのみに制限している。すかいらーくホールディングスは、従来は使っていなかった中国産ポテトの調達を始めた。状況に応じて調達量は変動するが、足元では全調達量の2~3割ほどを中国産が占めるという。

北海道には広大な土地があるが、来たるべき食糧危機に備え自給自足を考えるのではなく、もう実行して行かなければ時間は無いのかもしれない。もう考えている時間はない。