新生銀行は6月から、定期預金の金利を10倍に引き上げ6カ月物では年0.1%とする。
日銀のマイナス金利政策が長引き、預金金利を下げてきた国内銀行とは逆を行く戦略だ金利負担の増加を上回るほど融資を増やし、運用益を高められるかどうかが課題となる。
新たに口座を開いた個人や法人に対し、無担保ローンやリースなどの販売も増やす。獲得した預金を使い、本業による収益拡大も図る。たとえば海外事業など相対的に利幅が大きい領域を伸ばす。ストラクチャードファイナンス(仕組み金融)では、SBIの提携地銀が地盤とする地域で再生可能エネルギーやヘルスケアなど成長分野への資金供給先も増やす。ベンチャー企業向けの融資も拡大する考えだ。
現在の日本国においては大いなる決断だと思う。が、0.1%である・・・。