日韓の漫画文化を融合したアプリが急成長してている。
韓国ネット大手カカオ傘下のカカオピッコマ(東京)だ。ピッコマは2016年参入の後発だが2021年の国内漫画アプリ販売で首位だった。
スマートフォンで読むのに適した縦型漫画が強みで作品数は1100にものぼる。「ウェブトゥーン」呼ぶ韓国発のウェブマンガでコマを縦にスクロールして読む、多くがフルカラーで文字数が少ないため短時間で読みやすいのが特徴。
作品「俺だけのレベルアップな件」は累計閲覧回数が5億回超のヒット作品になった。
(私は老眼のため見るのが億劫うになってしまったが・・・)
ピッコマの事業モデルは米大手動画配信サービスを参考にしている。ピッコマは自ら制作したウェブトゥーンに加え、日本の出版社が権利をもつ7万作品を配信する巨大プラットフォームになった。
国内漫画アプリはピッコマとLINEマンガが人気を二分している。自社作品のみ配信する大手出版に対し、出版社の垣根を超えた人気作品を揃えることによって過去の人気作品をついつい見てしまう。
マンガファンをターゲットにせず、暇つぶし目的を取り込んでいる。
従来のマンガは1巻単位が一般的だが、より細かく10〜20ページ程度にし、23時間ごとに1話を無料で読めるサービス、また1話を無料で読者を引き込み、続きを読みたい読者が課金する。今までなかったモデルを作り、マンガの新しい価値観を与え、読者を育てている感がある。