大分市で17日午前、2人乗りの「空飛ぶクルマ」が試験飛行に成功した。
国土交通相の許可を受けた屋外での有人飛行は国内初。地上約30メートルまで浮上し、約350メートルを2分間自動飛行した。
山間部への配送やタクシーなど、人手不足解消につながる技術として国内外の事業者が実用化を競っている。空飛ぶクルマは電動またはハイブリッド駆動で、人が乗れる大きさで垂直に離着陸する。滑走路が不要で、都市部の交通渋滞解消にもつながると期待される。
25年の国際博覧会(大阪・関西万博)では会場と大阪市中心部などを結ぶ計画があり、運航事業者としてANAホールディング(HD)や日本航空(JAL)、スカイドライブなどが内定している。
いよいよ本格的に空飛ぶ車が稼働してきた。