時流

NTT、さらば「GAFA予備校」

1990年代に入りバブルが崩壊するまで、NTTの時価総額は世界トップだったが今や120位(9月末時点)に沈み、代わりにGAFAが君臨する。

グーグルの親会社、米アルファベットの時価総額は約1兆2500億ドル(約180兆円)とNTTの約13倍。

約30万人の従業員を抱える日本最大級の会社、NTTが攻めの働き方・人事改革に取り組んでいる。飛行機通勤を含むリモートワークを認め、年功序列を廃止して20代でも管理職に就けるようにする。

米グーグルなど巨大IT「GAFA」への人材流出が続き、存在感低下は日本経済の低迷と重なっている。

技術者としての基礎を学んだ後に「GAFA」に代表される海外IT大手へ転職していく。「GAFA予備校」――。NTTはネットでそう揶揄(やゆ)される。

やはり日本の本当の歴史の教育不足だと私は思う。テストのための歴史の勉強ではなく本当の歴史を教えて来なかったツケが大企業への人材流出にもつながっているのだ。