少額投資非課税制度(NISA)の改革に弾みがつきそうだ。
14年の制度開始以降、5度目の要望でようやく実現する可能性が出てきた。減税措置を伴うNISAの恒久化は財務省などが難色を示し、議論が進んでこなかった経緯がある。
日本証券業協会の実態調査によると、NISAがお手本にした英国のISA制度は恒久化により、その後7年間でISA資産残高が1.7倍に急増した。恒久化でNISAも3月末で27兆円にとどまる累計買い付け額を大きく伸ばす可能性がある。
恒久化のメリットは誰もが好きなタイミングで資産形成に着手できる点だ。
英国のISAと比べるとまだまだ見劣りするが楽しみではある。