時流

円急落1ドル=144円台

外国為替市場で、投機の円売りが膨らんでいる。

利上げを急ぐ米欧とは対照的に日銀は緩和を堅持し、金利差拡大は揺るがないとみた海外ヘッジファンドなどが円売りに自信を深めている。

政府・日銀は為替介入など是正策を講じないとの見方も「売り安心感」につながっている。主要通貨のなかで下落率は最大。円買い要因は乏しく、下落に歯止めがかからない。

円売りの歯止めとなる材料はみあたらない。

政府・日銀も「口先介入を除けば、基本的にはただ見守ることしかできない」