時流

銀行機能に独自の特典

最近は様々な企業が銀行代理業の認可を取得し、それぞれの企業のオリジナル特典を上乗せした金融サービスを提供している。

例えば、年会費3万3000円(税込み)の「タカシマヤプラチナデビットカード」は高島屋が銀行代理業者となり、預金・振り込みなどの銀行業務部分はソニー銀行が担う。

高島屋は6月、新しい金融サービス「高島屋ネオバンク」を始めました。スマホにアプリをダウンロードすれば、住信SBIネット銀行の銀行機能「NEOBANK」と高島屋が従来から提供していた百貨店積み立てなどのサービスを利用することができるのだ。

サービス名は「スゴ積み」。毎月同じ額を積み立てると、1年後に1カ月分のボーナスが加わります。例えば毎月1万円を積み立てると、1年後には13万円を高島屋での買い物に使えます。「友の会」を通じて提供してきたサービスですが、それを新アプリで完結できるようにしました。

他の企業も続々とこういったサービスを打ち出してくる。百貨店がアイディア、銀行は柔軟のタイアップがなければ生き残ることは難しくなるだろう。