時流

大リーグ、ロボット審判導入

米大リーグは早ければ2024年シーズンから、ストライクとボールを自動的に判定する「ロボット審判」のシステムを導入しようとしている。

大谷翔平(エンゼルス)は今季、見逃し三振が25個もあり、これはリーグ13 番目の多さ(いずれも7月9日試合終了時)。

しかし、その三振に取られたコースを確認すると、少なくとも6個はボールだったのではと推測できる。

つまり大谷選手の選球眼はAI並みの凄さがある(笑)

さて、なぜAIを導入するか?その背景にはスポーツギャンブルが大きく関係してくる。

つまり、スポーツギャンブルが深く試合に関わり、莫大なお金が動くことになると、試合が公平に行われるかどうかが、問われるのである。

すでにビデオ判定が採り入れられているが、ストライク、ボールの判定に関しては、それを機械で判定することの難しさもあった。

スポーツギャンブルを楽しむ人が今後、さらに増えた場合、より大きなお金が動くとなれば、話は変わってくる。1球の判定が勝敗を分けないとも限らない。いまや主審が正しい判定をしたかどうかは瞬時に分かるので、不利益を受けた人の怒りの矛先は当然、主審に向かう。審判を守るためにも、ロボット審判を導入し、人為的なミスを限りなく取り除く義務が生じた。