時流

アップルパソコン値上げ

米アップルは日本向けのノートパソコンの価格を引き上げた。

6日にノートパソコンの最新機種を発表しており、これに合わせて既存製品も値上げした。
2020年11月に発売した「MacBook Air」は最低価格が13万4800円と、発売時から約2万円(約17%)高くなった。

為替相場の円安や原材料価格の高騰を受けた対応とみられる。高性能タイプの「Pro」の14インチは27万4800円と3万5000円(約15%)上がった。

7月発売予定の「Air」の新製品は自社設計の半導体「M2」を搭載し、映像の鮮明さを高めつつ消費電力を抑えた。サイズや性能が異なるため単純比較はできないが、価格は16万4800円と現行機種の発売時より4割、10年前の製品に比べると8割高くなっている。

外国為替相場は7日に一時1ドル=133円台となり、20年ぶりの円安水準となった。今後発売されるスマートフォン「iPhone」の新型や既存製品も国内向けの価格が上がる可能性がある。

ただ、日本人からしたら値上げに感じるかもしれないが、世界からしたら値上げではなく値下げに感じるかもしれない。ビッグマック指数ならぬアップルのマック指数なるものが発表されるかもしれない。