時流

後継者難倒産

後継者がいないため倒産や廃業する企業が増えている。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う支援策で企業倒産件数は低水準で抑えられているが、後継者難による倒産は2021年に過去最多を記録した。

経営者の高齢化が進み、外部から後継者を迎え入れても、社員との調整がうまくいかなかったりする。

建築内装関連の企業一つみてもこういうことがある。建築系の会社だと経営者自身が職人でもあり現場にでている。会社を維持していくため稼ぎ頭の一人になっており、後継者の育成や事業継承が後手に回っている会社がほとんどだ。

後継者がいるのかいないのか。いるなら身内なのか社員なのか。社長は廃業するつもりなのか存続させていきたいのか。

中小企業は社長の思った通りに会社はなっていく。

廃業は簡単そうに思われがちだが逆だ。事業を縮小して行く時こそ危険が迫っている。一瞬にして社員を路頭に迷わす事態になりかねない。

後継者問題は国の根幹を揺るがす問題だと思っている。