米・英・欧州連合(EU)はロシアに対して金融・経済制裁に踏み切る。
国内金融機関と制裁対象となった6銀行との取引関係は小さく当座の影響は限られるがロシアがウクライナに侵攻すればさらに厳しい制裁を加える方針。
日本政府もロシア政府による国債などのいわゆる「ソブリン債」の日本での発行や流通禁止の措置を公表している。
制裁の先人を切ったのは英国。5つの銀行と富裕層3名(個人)の英国内の資産の凍結を科した。
ロシアの年間の輸出入額は合計70兆円にのぼる。制裁の範囲が広がれば影響は避けられない。
また、邦銀によるロシア向けの債権は2021年9月時点で約3,900億円あるがロシア大手行が使えなくなれば別ルートを探すことで送金は続けられるという。